マウスが原因でPCがフリーズした時に試す事
マウスは動かす時、わずかな電流変動が発生します。その結果、不具合の引き金になる可能性があるのです。
今回の症状ポイント
●起動直後に発生することが多い
●マウスを動かした瞬間にフリーズ(入力デバイストリガー)
●時計も止まる → OSではなくハードが完全停止している
●再起動すると使えるようになる
●再発する(温度や負荷とは無関係)
初心者編
マウスを換えてみる
ワイヤレスの場合、ケーブルマウスと交換して原因の切り分けを行う。またケーブルマウスも、ケーブルの接触不良などを疑い、他のマウスを試してみる。
USBポートを変更する
USBポートの電源供給ラインにノイズ・接触不良があるケースの検証。
特に全面ポートを使っている場合は背面に差換えてみる(その逆も)。またソケット内に埃などが無いか確認する。
残留電荷の放電(パワーリセット)を試みる
色々な不具合を起こす「残留電荷」を放電させる。
初級:電源を抜きしばらく放置。
中級者編
デバイスマネージャーでドライバに異常がないか確認する
USBの項目に「ビックリマーク」が表示されていないか確認する。表示されてない場合でも「HIDデバイス」や「USBルートハブ」を削除→再起動で再認識させてみる。
※USBのドライバはデバイスマネージャー上で削除しても、再起動時に自動的に読み込んでくれます。
パワーリセット
中級:周辺機器も全て外してしばらく放置。この状態で電源を押すと一瞬点灯し電流が溜まっていた事がわかる。
上級者編
パワーリセット
周辺機器・電源の他、内部のメモリやHDD・SSDを外す。マザーボードにCOMOSスイッチがある場合は押す。
CMOSバッテリーの消耗を疑ってみる。
フリーズした時に時計が進まないという点から、マザーボード上のボタン電池(CR2032)が弱っている可能性もあります。新品に交換してみる。コンビニや100均でも売っているようです。
ついでに埃などを清掃すると尚良いですよね。
最後の疑うべきはマザーボードの劣化
上記を試しても異常が続く場合は、マザーボードの劣化が疑われます。マウス操作でUSBが通電・信号を送る瞬間にUSBコントローラや南橋チップが誤動作し、システム全体がハングするケースです。
→ 特に古いマザーボードでは電解コンデンサの劣化や南北ブリッジの半断線が原因で、このような“きっかけフリーズ”が起こります。
🧩 特徴:時計が止まる/マウス操作トリガー/電源再投入で直る。
お買い換えの時期が迫っているのかもしれません。