WordPressの更新トラブルについて書いています。
WordPressの更新エラー
6.5.5から6.6.2へ更新する際に、1度目は「ダウンロード中」のまま1時間経過し、再度クリックすると、下図のようなエラーが出現した例について書いています。
原因は『ダウンロード容量制限』
サーバー側にダウンロード制限が設定されており、手動で解消する必要があります。方法はサーバーにより異なりますが、tmpフォルダを作成するとダウンロードが可能である場合や、php.iniの修正が必要な場合もあります。
私はOCN(NTTコミニュケーション法人用)・さくらインターネット(個人向け)・スマイルサーバー(NTT西日本法人用)を管理していますが、今回の症状はスマイルサーバーだけで発生しましたので、以下はスマイルサーバーによる解決法となります。
サーバーに保存されているphp.iniを修正
以下はスマイルサーバーの例です。
必要なもの
●スマイルサーバーコントロールパネルのログインID
●FFFTPやDreamweaver、Filezillaなどフォルダを生成できるソフト。さくらサーバーなど、コントロールパネルから操作できるものもあります。(スマイルはありません)
サーバーコントロールにログインします。
ログインした画面にサーバー情報が表示されるので、IPをコピーしておきます。
続いて左帯から「CGI管理」をクリックし展開された目次からphp,iniをクリックします。表示された画面から、お使いのサーバーのバージョンを指定してください。
現在のバージョンがわからない場合は、一つ上の項目にある「PHPバージョンの切り替え」で確認できます。
php編集画面でコードを記載し保存します。
sys_temp_dir=”/virtual/サーバーIP/data/wp_tmp
※「wp_tmp」はお好きなフォルダ名で大丈夫ですが、他のフォルダと重複しないよう注意して下さい。
確認をクリックし、次の画面で確定をクリックする。編集ページは開いたままにしておきます。完了したら、書いたコードを削除しますので。
サーバー内の編集
サーバー内のファイルを編集できるソフトでログインします。一番上の階層にある「data」フォルダの中に「wp_tmp」フォルダを生成します。
ダウンロ―ド用のフォルダを作ります
もう一度、WordPressのダッシュボードから更新
出来ました。更新完了です。
php.ini編集画面にもどり、先ほど書いたコードを削除します。
もし次の更新でも、同じ問題が再発したら、同じ作業が必要ですが、ダウンロード制限は安全のために設けてありますので、再発した時は、当サイトをお訪ねください。
削除できましたか？これで完了です。
手動でphp.iniを設置する方法もあります。
php.iniの編集法はWEB上でも多くの方が公開しています。同じサーバーをご利用のサイトかを参考にされる事をお勧めします。
| ＜ご契約サーバーの php.ini 標準設定を確認する方法＞ 1. テキストエディタ（メモ帳等）で以下を記述して、ファイル名「phpinfo.php」保存 <?php phpinfo(); ?> 2. FTPで1.で作成したファイルをドキュメントルートへアップロード 3. ブラウザで http://利用ドメイン名/phpinfo.php にアクセス |
他のサーバーでも症状が出ましたら、解消法を作成する予定です。