
メモ帳から始めるプログラミング
プログラムのハードルをぐっと下げたプログラミング講座です。このページには、実際に使えるゲームと、そのコードをダウンロードできます。下記に改造のための簡単なコードの説明がありますので、自分の好みに改造してみてください。自分で作ったゲームはシンプルでも楽しいですよ。
🎮 メモ帳で作れるシューティングゲーム 解説
このゲームは「メモ帳」と「インターネットのブラウザ」だけで遊べます。
下記解説を理解し改造すれば、オリジナルのゲームが作れます。
① 基本の形(HTML)
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head> … </head>
<body> … </body>
</html>
これはゲームの「箱」。<head>
の中は「準備」や「デザイン」、<body>
の中に「ゲーム画面」や「ボタン」が置かれます。
② ゲーム画面(キャンバス)
<canvas id="gameCanvas"></canvas>
キャンバスは「絵を描く場所」。
ここに 自分(プレイヤー)・敵・弾・スコア が描かれます。
③ スマホ用ボタン
<div id="controls">
<button id="left">←</button>
<button id="shoot">⚡</button>
<button id="right">→</button>
<button id="pause">||</button>
</div>
スマホでも遊べるように 左・右・攻撃・一時停止 のボタンをつけています。
パソコンの場合は キーボード操作でもOK。
④ プレイヤー(自分のキャラ)
let player = {
x: canvas.width/2 - 20,
y: canvas.height - 60,
width: 40, height: 40,
speed: 10
};
画面の下にいる 緑の四角 がプレイヤーです。
x, y
は位置width, height
は大きさspeed
は動く速さ
⑤ 弾と敵
let bullets = []; // 弾の入れ物
let enemies = []; // 敵の入れ物
弾や敵はたくさん出てくるので「配列」という入れ物に入れて管理します。
⑥ 敵を出す
function spawnEnemy() {
const x = Math.random() * (canvas.width - 40);
enemies.push({ x: x, y: 0, width: 40, height: 40, speed: 1 });
}
敵は ランダムな場所 に出現します。setInterval(..., 2000)
で 2秒ごと に出ます。
⑦ 操作方法
- パソコン
- ← → キーで移動
- スペースキーで弾を撃つ
- Pキーでポーズ
- スマホ
- 画面下のボタンで操作
⑧ ゲームの流れ
ゲームは「ループ」で動きます。
function loop() {
update(); // 位置を変える
draw(); // 画面に描く
requestAnimationFrame(loop); // 繰り返す
}
- update() → キャラや弾や敵の位置を動かす
- draw() → 画面に描き直す
- loop() → ずっと繰り返す(アニメーション!)
⑨ 当たり判定(ぶつかったら消える)
if(b.x < e.x+e.width && b.x+b.width > e.x &&
b.y < e.y+e.height && b.y+b.height > e.y){
enemies.splice(i,1);
bullets.splice(j,1);
score += 10;
}
弾と敵がぶつかったら、両方消えて スコアが+10 されます。
⑩ クリアとポーズ
- スコアが 100点 で「クリア!」
- 「Pキー」や「||ボタン」で 一時停止
🌟 まとめ
このプログラムは、
- プレイヤーを描く
- 弾を出す
- 敵を出す
- 当たり判定する
- 繰り返して動かす
という流れでできています。
とてもシンプルですが、これをベースに 敵を増やす・背景をつける・音を鳴らす など、自由に改造できます。
👉 コード全部を覚えるよりも、
「どこを変えたら自分好みのゲームになるか」を体験できると夢中になりますよ!
例:
player.speed = 10;
→ 速さを変えるscore >= 100
→ クリア条件を変えるctx.fillStyle = 'red';
→ 色を変える
面白いゲームにしてくださいね!