このページでは、長く使って来たXPの急な低速化の原因のひとつを解消する方法を記載しています。低速化要因は様々ですので、お使いのPCに思い当たりがあれば実施してみてください。
空き容量は15%以上ありますか?
ディスクの最適化にはCドライブに空き容量が15%以上必要です。
初期状態のまま使っているパソコンならば夜間に自動メンテナンスが実施されている事があります。ディスクをスキャンし壊れたファイルの修復と読み書きを繰り返す事で分断されたファイルを最適化する「デフラグ」を行っています。その作業を完遂するためには空き容量が15%以上必要なのです。
デフラグを試してみましょう
デフラグは「全てのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ディスクデフラグ」の中にあります、他からでも開けますので、もし見付からないときはネット検索してください。
▼「分析」のボタンを押してみましょう
最適化が必要かどうか審査してくれます。
もし「最適化」しますか?と尋ねられたら、しばらく時間がかかりますので余裕をもって開始してください。軽い作業なら最適化しながら可能ですが、読み書きを頻繁に行う作業はお勧めできません。
空き容量に注意
▼下記は空き容量8%。効果的な最適化ができないと警告が出ました。
空き容量を作るためには
Cドライブに空き容量を作るためにはデータの移行と削除しかありません。
<注意>
▼社内に下記を実行した人がいましたが後が大変なのでお勧めしません。
写真や文書はDドライブに引っ越す
希に業務の仕様からDドライブが無い機種もありますので「マイコンピューター」で確認してください。引越しとはDドライブにカット&ペーストで移す事です。
初心者には難しいかもしれませんがメールの保存先もDドライブに指定する事ができますので、ネット検索で方法を探してみてください。機会があれば当サイトでも書きたいと思います。
ディスクリーンアップを実施する
初期状態で使っているXPなら効果的な方法は「古い復元ポイントの抹消」です。
マイコンピュータ→ドライブCを右クリック→プロパティ→ディスクのクリーンアップ(数分かかる事があります)→詳細オプション→クリーンアップ→「最新の復元ポイントを残して古いデータを削除しますか?」→OK
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他にもディスククリーンアップのボタンを押して削除できるものが無いか確認してください。
自機では実行後19%の空が出来てデフラグができるようになりました。動きも改善しています。