[タクシーの仕組み]メーター器

初回料金や爾後については「タクシー運賃の仕組み」へ
このページではタクシー運賃を精算するメーター器の計測法について説明しています。

タクシー運賃の計測法

タイヤの回転で数値をカウントします。距離と言うよりは、初回(1)爾後(2)と言った表示になります。またその精度は年に一度、運輸局による検査が行われ、合格したメーター器は改変を防ぐための封印が施されます。実走行での検査が基本となっていますが長いストレートな道が無い地域ではタイヤだけを回転させる計測器に乗せて行います。
走行による検査は郊外の比較的往来の少ない場所が選ばれ、運輸局職員、メーター会社担当、タクシー会社管理職が立会い、警察の許可も取得しています。もし郊外でタクシー数台がリレーのような走行をしていたらメーター検査と思ってまず間違いないでしょう。
メーター検査では誤差25m以内までが認められています。

 

料金の上がるタイミング

タクシー運賃は「後払い式」と言われます。爾後距離完了後に1メーター分の料金があがるため、次のメーターが上がるまでは料金が発生していません。メーターが到着と同時に上がる事がありますが、1爾後完了の知らせであり余分な金額を請求しているものではありません。

 

停まっている時の運賃

タクシーメーターは時速10㎞を下回ると時間メーターに切り替わります。これは渋滞などで進まない場合において時間収入を補完する仕組みです。時間当たりの金額は地域ごとの運輸局で定められた料金がメーター器にセットされています。信号の多い道より少し遠回りでもスムーズな道がお得になるケースがあります。

 

お得な乗り方

メーター器によっては次の爾後へ移るタイミングを表示できるものがあります。次の爾後が発生する前に「ここで止めて下さい」と言うだけで、1爾後分は安く乗れます。また歩ける距離を残して降車する事は運動にもなりお勧めできます。

 

次回は『タクシーの貸切』について書きます。