個人的なグチを書いた記事ですが、どうして交通現場でMaasが浸透しないのか不思議に思っている大学の皆さんや省庁の方の目に触れる奇跡を期待しています。私は経営者ではないので出過ぎた発言は控えたいと言う心境から、こっそり書きました。
Maasって何をやったら良いの?
Maas(マース)は複数の交通機関で目的地までを一本のラインで繋いだ上で、それぞれの交通機関を予約・支払いがひとつの窓口で出来るモビリティ・サービス企画。国のプロジェクトで推進組織もあります。その足掛けとなる作業としてGoogle乗り換えマップへの登録を各事業者に求められています。乗り換えマップへはGoogleの指定するデータで申請する必要があり、難しいと言うよりは、事務的で雑務なのです。
なぜ大学生さんが作ったらダメなのか
実はコロナで公共交通の便数を削減した時、すでにGoogle乗り換えマップに掲載を成功させた交通網が変更申請出来なかった理由に自社発信ではない事があげられます。例えば大型小売店さんなどでも開店時間短縮の変更がGoogle上で反映されていました。これはGoogleマイビジネスのサービスを担当さんが管理している事が伺えます。
そもそも何故大学で作っているのか?
先に難しいと言うより、手間であると書きました。結局、人材の捻出が出来ない中小企業などでは外部に頼るしかなく、国が大学に向けて協力を求めたと考えられます。
何故、企業ベースで出来ないのか?
全てのバス会社を見て来たわけではありませんが、およそ推測できます。収益を担うのは乗務員と車両(整備)であるため事務系列は最小構成で成り立っており、新しい取り込みを拒絶する傾向があります。マース・チームではIT化に意欲を見せる事務員を「キーマン」と呼び、その発掘こそが成功の鍵と説いています。しかし赤字路線で苦しむ経営者へ収益向上のヴィジョンを示さなければ、キーマンの事務員は無駄な事をやっているとしか認知されません。
手作りGTFSを模索している事業様へ
Google乗り換えマップはダイヤ改正や突発的変更を掲載できれば素晴らしいツールです。時刻の乱れの少ない日本の交通網を補助し世界に誇る信頼性を手に入れるでしょう。
GTSFデータはツールを使えば初心者の私でも簡単に作成できましたので、下記に必要なものと自作の図解ページを記載します。貴社の事務員が「キーマン」となる事にも期待して。
<ツールを揃える>
●「その筋屋」ダウンロード
└http://www.sinjidai.com/sujiya/(ダイヤ編成支援システム「その筋屋」)
└時刻表の筋管理や勤務の管理、バス停時刻表などもプリントアウトできる運行総合ツールです。現在エクセルで作っているなら、こちらで作成する事をお勧めします。
<使い方>
●動画「その筋屋」Youtube
<補完説明(当サイト内)>