消えるリーダーの謎

プロジェクトの中盤で何故か消える上司

まさにウチの上司です!と言う方も多いと思います。原因は誤ったリーダー哲学を実行しているからに他なりません。何故消えるのか?を解説して行きます。

インタラクション(Interaction)

リーダーが部下に指示を出す上で欠かせないのがインタラクション(inter:相互/action:行動の造語)。他人を操作しようとしても相手方のシステム(思考・文化)に行動が依存する意味の言葉です。そのため、縦型を重視するビジネスモデルでは個人のシステムに依存しない『従順で意思の弱い』社員が好まれ、結果的に消えるリーダーを生んでしまうのです。

『消えるリーダー』の行動

プロジェクトが始まり、最初は先導して皆を引っ張っているリーダーですが、何故か中盤から不参加になり、作業が終わる頃になると再びリーダーとして戻って来る。

現場で聞いたリーダーのイメージ

無責任なリーダー。最初は頑張っているので協力したいと思ったが、途中から来なくなってしまった。チーム内で上手く回せるようになると戻って来て、上層部には自分だけが苦労したように話していた。

実はリーダー育成教材の鉄板

実は、途中で抜ける行動はリーダーシップ育成本などにも書かれている鉄板で『やり方だけを示して、任せる』方式。これを上手くやり遂げるには、リーダーとしての人徳や信頼がメンバーとの間で構築されていなければ、途中で放り出したと取られ兼ねませんね。

<リーダーの対策法>
●毎回進捗を報告させる。
●毎回顔だけは出して、進捗を褒める。
●飲み物など自腹を切って提供し、不参加理由に誠意を見せる
●『万が一の時は責任が俺が持つ』の態度は大事。

<メンバーの対策法>
●『チーム解散の危機』を偽装する
●敵方リーダー格かリーダー上司に相談に行く
●一歩も進んで無い振りをする
●広報活動にリーダーの名前が出ないよう画策する。『○○さんの資格のお陰で』とか『○○さんのコネクションがあったから』など。
意地の悪い方法ですが、上司の知恵が足らないと感じるなら、わざわざ支配される必要は無いと思います。ビジネスは相互関係、パワーオブバランスですので。

下記に逆のケースを書きますね。

リーダーが置き去り『参加者数が減って行く』

最初はリーダーを慕って協力してくれていたチームが段々不参加に、作業が終わりそうになると、色々理由を付けて戻ってくる。

<現場で聞いた理由>
●誘われた内容と違う
●自分の分野じゃない
●リーダーの態度が気に入らない
●自分に利が無い

<メンバーの対策>
●目的を達した時の待遇を求める
●欠席の理由は上手く作る
<リーダーの対策>
●一人一人と対話する。
●求めるものに善処する態度を示す
●小さな派閥を認め、全体のバランスを取る。
●将来のビジョンを示す。

必要なのは大きな目標と小さな単位の目標、そして個々に任せる担当の仕分けと責任の重さの可視化、それに見合う待遇が鍵です。
しかし現実は不公平で支配的、腹が立ったり、モチベーションが上がらないなどありますね。
そういう方はこちらをご一読ください。
▼経営者の心理とその会社について書いています。
https://ruri-tec.com/archives/1598


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